Photoshop CC(2015)「境界線の調整」で猫を切り抜き(で年賀状♪)

PhotoshopのCS5以前は、
「抽出」という機能で切り抜いていた複雑な輪郭を持つ画像。
見当たらなくなったと思ったら、
CCでは「境界線の調整」という方法があるので、
今回はとある猫ちゃんの画像を切り抜きたいと思います。

_b070148

こちらが被写体の猫ちゃん。
大きいけれど毛並みつやつやです。
このツールはこうした複雑な背景の時、力を発揮します。

1

1.輪郭をざっくりペンツールで囲みます。

2

2.囲み終わったら、Mac(control+クリック)、Win(右クリック)で「選択範囲を作成」表示。新しい選択範囲を作ります。

3 4

3.「選択範囲ツール」を選んだ状態で、Mac(control+クリック)、Win(右クリック)すると、
「境界線を調整」で調整パネルが現れます。

6

4.半径調節ツールを選択し、ブラシで複雑な部分をなぞります。ブラシの大きさは、「 」キーで大小に調節できます。

7

5.ブラシでなぞると、背景が消えて輪郭が浮かび上がります。

6.あっという間に輪郭が切り抜かれます。「エッジをシフト」スライダーで調整もできます。

8

7.出力先を「レイヤーマスク」に指定します。

11

8.レイヤーマスクを選択して、ブラシツール描画色黒でマスクがかかり(背景が消える)、描画色白で元画像が浮かび上がります。(消しすぎたところが元に戻ります。)

9.さらなる調整は、出力して配置する画面上で行います。調整レイヤーを複製します。

12

10.下のレイヤーを「乗算」等で馴染ませます。
11.上のレイヤーの輪郭を、不透明度を調整したブラシでなぞって馴染ませます。

%e8%b3%80%e7%8a%b6_%e9%ba%bb%e9%87%8c%e9%9f%b3%e6%a7%98

12.今回はこんな仕上がりです。一応これも依頼があったもので…汗。

お客様のお店の看板猫ちゃんでした。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク